テーマ:犯罪

小説『殺し合う家族』、そして「北九州監禁連続殺人事件」

新堂冬樹・著『殺し合う家族』は、松永太死刑囚の「北九州監禁殺人事件」に対する死刑確定判決についてのmixi日記で、「それをモデルにした小説を読んだばかり」と書いた方に、書名と著者名を伺って注文してから四ヶ月程置きっ放しにしていた本だった。色々な本を面白がれなくて、 「さて、読んでみるか……」 と読み始めてからやめられなくなった。この…
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加藤智大被告は悪魔ではない。人間だ。

 死刑判決は予想通りだった。私は死刑廃止論者だが、それを理由に加藤被告の死刑を回避せよなどと主張するつもりもなかったし、現行の死刑制度が存置されている日本の司法制度の中で、彼に死刑判決が出ないのであれば、誰に対して死刑が適用できるのかという事になるだろう。しかしながら、彼の所業を受け止めた上で、私はやはり死刑制度には反対だと言い続けるし…
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法の支配の限界

 死刑になりたくて無差別大量殺人に及んだ殺人者を望み通りに死刑にしてやる……確かに彼にとっては完全勝利であろう。それは「法の支配」という国民国家の大原則の限界とその意味を私達に突きつけていると考えるべきである。苦しみながらジワジワと殺す処刑方法について云々するというようなことに私は興味がない。残虐刑の禁止はそもそも憲法で禁じられ…
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制度を守るという戯画 ~金川真大被告に死刑判決~

 土浦の通り魔、金川真大被告に死刑判決が出た。判決自体は予想通りだったので特に驚く事はない。ただ、この判決は、「死にたかったら大量殺人をすれば死刑にして貰える」という前例の一つとなってしまった事は間違いない。自己に対する破滅願望によって他者を害するというタイプの犯罪者が一定の確率で出てくる事は犯罪心理学の世界では常識なので、死にたいとい…
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金川真大被告判決公判法廷ライブ

 《「死刑になりたい」と無差別殺傷を行った被告に対し、裁判所が下す判断は-。茨城県土浦市で平成20年3月、男性が自宅前で殺害され、4日後にJR荒川沖駅周辺で通行人ら8人が殺傷された事件で、殺人罪などに問われた金川(かながわ)真大(まさひろ)被告(26)の判決公判が、18日午前10時2分、水戸地裁(鈴嶋晋一裁判長)で開廷した》 …
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『福田君を殺して何になる』

 増田美智子・著『福田君を殺して何になる -光市母子殺害事件の陥穽-』を読了。被告の元少年の実名と中学時代の写真などが公開されている事から、出版差し止めの仮処分申請が出されている本だ。今のところ司法判断がどうされたかの続報はない。ただ、今を逃すと一生読めなくなるかも知れないと思って、Yahoo!オークションでゲットした。 …
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『殺人についての問い』 ~『我が名はレギオン』チラシ文書先行公開~

 「人は何故人を殺してはいけないのか?」或いは「何故人は人を殺すのか?」ということが、ここ数年、私の最大の関心事であった。勿論、法的にも倫理的にも、人は人を殺してはいけないと云うことは、大げさに言えば人類の一つの共通認識として共有されているとは思う。だがひとたび「何故?」という根源的な問いを発すれば、その答えは袋小路に迷い込む。凶悪な犯…
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土浦通り魔事件・金川真大被告第三回公判法廷ライブ-3

 《約20分間の休廷を挟み、被告人質問は検察側に移った》  《刑務官に誘導され、法廷へ再び姿を現した金川真大被告。証言台の前に座ると、頭をかくような仕草をして右側の検察官を一瞥(べつ)。再び正面を向いたところで、質問は始まった》  検察官「(犯行に使った)サバイバルナイフの切れ味を、自分の部屋で確かめたのは本当ですか…
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土浦通り魔事件・金川真大被告第三回公判法廷ライブ-2

 《約1時間半の休廷をはさんで金川真大被告が証言台の前に座った。法廷で発言するのは初公判での罪状認否以来で、今回の審理では唯一の被告人質問となる予定だ。どんな発言が飛び出すか、法廷に張りつめた空気が流れる》  弁護人「あなたは良いことと、悪いことは区別できますか?」  金川被告「常識に照らせば」  弁護人「殺す…
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土浦通り魔事件・金川真大被告第三回公判法廷ライブ-1

《茨城県土浦市で昨年3月に起きた連続殺傷事件で、殺人と殺人未遂などの罪に問われた金川真大被告(25)に対する第3回公判が3日午前10時1分、水戸地裁210号法廷で開廷した。金川被告の父親に対する証人尋問が行われた後、公判を通じて唯一となる予定の被告人質問が行われる。JR荒川沖駅周辺で8人を殺傷したとされる「理由」が被告自身から語られる見…
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畠山鈴香被告 控訴審 判決公判 法廷ライブ

 「秋田連続児童殺傷事件」の畠山鈴香被告に対する控訴審の判決公判があった。一審の判決を支持した無期懲役判決であった。記録として法廷ライブをアップする。ニュースソースはMNS産経ニュースより。  《秋田県藤里町の連続児童殺害事件で殺人と死体遺棄の罪に問われ、1審で無期懲役判決を受けた無職、畠山鈴香被告(36)の控訴審判決公判…
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殺人の遊戯~頭文字K

 2008年という年の殺人事件は、3月に起こった金川真大の茨城県土浦の通り魔殺人事件、6月に起こった加藤智大による秋葉原の通り魔殺人事件、そして11月の小泉毅による元厚生次官を標的とした連続殺人事件などの一人カルトによる一人テロとでも言うべき、劇場的であり尚かつ無差別な殺人事件が多発し、多くの模倣犯や愉快犯を生み出した事が印象に残る。勿…
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Vシネ元女優傷害致死事件-木村衣里被告判決公判法廷ライブ

 《東京都大田区で1月、同居していた無職の藤家英樹さん=当時(53)=の左背中を果物ナイフで刺し、失血死させたとして、傷害致死罪に問われた元女優、木村衣里(えり)被告(32)の判決公判が26日午後3時半すぎから、東京地裁で始まった》  《キャンペーンガール、レースクイーン、Vシネマ女優…。かつて芸能界で華々しい活躍を誇った…
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武藤勇貴被告東京地裁判決要旨

 一つ前のブログの法廷ライブとは別に、渋谷区短大生死体切断事件の武藤勇貴被告に対する判決要旨を記録として残す。ニュースソースはMSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com//top.htm より。 ■主文  被告人を懲役7年に処する。未決勾留日数中250日をその刑に算入する。  公訴事実のうち、…
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武藤勇貴被告第七回公判・判決公判法廷ライブ

 渋谷区短大生死体切断事件の武藤勇貴被告の判決公判が本日あった。例によって記録としてブログに残す。ニュースソースはMSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com//top.htm より。  《東京都渋谷区の自宅で妹の短大生、武藤亜澄さん=当時(20)=を殺害、切断したとして、殺人と死体損壊の罪に問われ…
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武藤勇貴被告第六回公判・論告求刑・最終弁論・法廷ライブ

 渋谷区短大生遺体切断事件の武藤勇貴被告に対する第六回公判が開かれ、検察側による論告求刑、弁護側による最終弁論、被告の最終意見陳述が行われた。例によって法廷ライブを記録として残す。 【武藤勇貴被告第六回公判論告求刑最終弁論】  《妹の短大生、武藤亜澄さん=当時(20)=を自宅で殺害、切断したとして、殺人と死体損壊…
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三橋歌織被告判決公判法廷ライブ

 東京地裁で行われた新宿渋谷エリートバラバラ殺人事件の三橋歌織被告に対する判決公判の法廷ライブを記録として記しておく。 【三橋歌織被告第14回判決公判】  《東京都渋谷区の外資系金融会社社員、三橋祐輔さん=当時(30)=の切断遺体が見つかった事件で、殺人と死体損壊・遺棄の罪に問われた妻の歌織被告(33)の判決公判…
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三橋歌織被告判決要旨

 新宿渋谷エリートバラバラ殺人事件の三橋歌織被告に対する第14回公判で懲役15年の判決が言い渡された。以下、判決要旨を記録として記す。 【三橋歌織被告判決要旨】 ■主文  歌織被告を懲役15年に処する。  未決拘置日数中280日をその刑に算入する。  ■犯行の背景と犯罪事実    1 歌織被…
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光市母子殺害事件・遺族・弁護側会見

 光市母子殺害事件、高裁での差し戻し審の死刑判決を受けた、被害者遺族本村洋氏と、弁護団双方の会見を記録として残す。 【光母子殺害・本村さん会見】  山口県光市の母子殺害事件で、男性被告(27)=事件当時(18)=に死刑判決が出たこと受け、遺族の本村洋さん(32)が22日、広島市内で記者会見し「遺族が求めていた…
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光市母子殺害事件・判決要旨(下)

(http://kurenaiking.at.webry.info/200804/article_3.html より続き) ▼(5)被害児に対する殺害行為について  (ア)被告人は当審公判で、被害児を床にたたきつけたことはない、同児の母親をあやめてしまったなどという自責の念から、作業服ポケットにあったひもを自分の左の手首と指…
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光市母子殺害事件・判決要旨(上)

 光市母子殺害事件の高裁への差し戻し審で死刑判決が下った。以下、判決要旨を記録として残す。 【光母子殺害・判決要旨】  【主文】  第1審判決を破棄する。被告人を死刑に処する。  【理由】 《1》審理経過  本件の審理経過などは以下のとおりである。 (1)平成11年4月14日夜、本村洋方の押し入れおよび…
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武藤勇貴被告第五回公判法廷ライヴ

 渋谷区短大生遺体切断事件の武藤勇貴被告の第五回公判が開かれた。前回の、生来のアスペルガー障害に加え、中学時期には強迫性障害を発症し、犯行当時は解離性同一性障害を発症していたという精神鑑定を受けての、再度の被告人質問である。  例によって法廷のやりとりを記録として残す。  《妹の短大生、武藤亜澄さん=当時(20)=を自宅…
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三橋歌織被告第13回公判法廷ライヴ

 東京都渋谷区の外資系金融会社社員、三橋祐輔さん=当時(30)=の切断遺体が見つかった事件で、殺人と死体損壊・遺棄の罪に問われた妻の歌織被告(33)の論告求刑公判が10日、東京地裁(河本雅也裁判長)で開かれた。  検察側は歌織被告の完全責任能力を主張し、懲役20年を求刑した。  検察側は「犯行動機の了解可能性、行動の合理性、隠滅の存…
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三橋歌織被告第12回公判法廷ライヴ

 新宿渋谷エリートバラバラ殺人事件の三橋歌織被告に対する被告人質問を主とした第12回公判が2008年3月27日午後に行われた。これもまた記録として残しておく。 「【法廷ライブ】セレブ妻バラバラ第12回公判(2008年3月27日)  東京都渋谷区の外資系金融会社社員、三橋祐輔さん=当時(30)=の切断遺体が見つかった事…
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武藤勇貴被告第四回公判法廷ライヴ

 渋谷区短大生遺体切断事件の武藤勇貴被告の公判が、精神鑑定を終えて半年ぶりに再開された。今回は鑑定の内容をめぐっての鑑定人質問である。これも記録として残しておく。  《東京都渋谷区の短大生、武藤亜澄さん=当時(20)=が殺害、切断された事件で、殺人と死体損壊の罪に問われた次兄の元予備校生、勇貴被告(22)の第4回公判。実妹…
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続・三橋歌織被告鑑定人質問法廷ライヴ

 2008年3月24日に行われた、三橋歌織被告の精神鑑定医に対する再度の鑑定人質問の法廷ライヴ。再度、資料として掲載する。  《夫の殺人と死体損壊・遺棄の罪に問われた三橋歌織被告(33)の第11回公判は、24日午前9時59分、東京地裁104号法廷で始まった。傍聴席はすべて埋まり、改めて事件への関心の高さがうかがえる》 …
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畠山鈴香被告第一審判決ライヴ

 秋田連続児童殺害事件の畠山鈴香被告に対して、第一審で無期懲役の判決が出た。弁護側は即時控訴、検察側も控訴すると見られるが、第一審の判決ライヴを記録としてアップしておく。  《わが子と顔見知りの子を相次いで殺害したとして、世間を震撼(しんかん)させた母親は、どのような審判を受けるのか-。秋田連続児童殺害事件で、殺人と死…
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三橋歌織被告被告人質問法廷ライヴ

 一昨日のブログに続き、三橋歌織被告の第10回公判、精神鑑定の鑑定結果を受けての再度の被告人質問について、資料として全公判内容を採録する。 【法廷ライブ】セレブ妻バラバラ第10回公判(2008年3月12日)【全詳報】 《「責任能力を喪失していたことは十分推認できる」-。三橋歌織被告の犯行時の精神状態の問題点が2人の鑑…
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三橋歌織被告鑑定人質問法廷ライヴ

 以前のブログにも取り上げている新宿渋谷エリートバラバラ殺人事件の被告、三橋歌織被告の責任能力を巡って、心神喪失の可能性を指摘した弁護側、検察側双方の鑑定人である精神医に対する鑑定人質問が今日の第九回公判で行われた。  記録的意味を含めて全法廷ライヴをブログ上に残しておく。 【法廷ライブ】セレブ妻バラバラ第9回公判(…
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福島母親殺害切断事件

当時14歳の酒鬼薔薇聖斗を矯正するのには2500日が必要だった。現在、18歳という殆ど大人になりかけているこの少年は医療少年院で矯正、いや、治療する事が出来るのだろうか? 可能なのかも知れないし、手遅れなのかも知れない。いずれにしても、このケースは、殺人という病を病んでいる病者を何処まで治療できるのかという検証例の一つになるだろう。 …
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