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zoom RSS 『破提宇子』怒濤の千秋楽! そして……

<<   作成日時 : 2015/11/06 16:12   >>

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演劇実験室∴紅王国・第拾参召喚式『破提宇子』、11月3日(火)に無事に千秋楽を終えました。何で今までブログの更新をしなかったのかと云えば、もう、あたしの身体がボロボロだったからである。喉の痛みとか、怠さとか、不調は初日が開けたところで自覚していたんだが、
「幕が開いたから休んでも良いか?」
と云えないところが、劇団主宰者の辛いところだ。挨拶も接待もあたしがやんなきゃ仕方が無い。打ち上げを終えて、11月4日の早朝に帰宅してから、ほぼ24時間以上を眠り続け、内科に行って薬を貰い、昼食してからまた眠り、夕食してからまた眠り、今朝、耳鼻科に行って、両耳が中耳炎になっていて、喉も声帯まで腫れているから喋るなと命じられた。毎度の事だが、公演終了後にピンシャンしていたという憶えが無い。

さて、今回の『破提宇子』……芝居の出来についてネガティブな事は書きたくない。どんな時でも完璧であるなどと言う事はあり得ないので、それを云ったって仕方が無い。ただ、今一番再演したい演目になっている事は確かだし、6年ぶりとは言え、とにかく五十代に入って作った舞台としては代表作と言う事になるだろうし、生涯にわたる作品群の中でも代表作の一つである事は間違いない。

楽日も刎ねた事だし、そもそもカットした部分を含む完全版台本は9月のうちからテアトロ10月号に掲載されていたので、ネタバレ云々はもう関係ないだろう。

そもそもの出発点は靖国神社問題を主題として憑依現象の物語を書くという事にあった。これ、昨年の『非戦を選ぶ演劇人の会』に書いた靖国問題パートを、予告も断りもなく、一方的に根こそぎカットされたという事が無かったら、ここまでの拘りで書けたかどうかは分からない。勿論、演劇実験室∴紅王国の召喚式として作品化する限り、単なる非戦だの反戦だのと云う視点には立たない事は確かだし、その分、オカルティックな劇的手法を縦横無尽に駆使する事が出来たんではないかとは思う。非戦の会は怒り狂って辞めた事だし、戻ってくれと言う声もあるが戻る気は無い。私の靖国パートのカットを強硬に主張したというお方が観にも来ないんだから関係修復なんて出来るはずがない。

それから、今回は、とことん、趣味に走ったオカルト・ホラーのアングラ演劇をやると決めていたので、所謂、劇作の王道的なセオリーは一切無視している。今後とも、そんなセオリーに従って劇作を行う事はしないだろう。劇作の善し悪しは上手いか下手かだという技巧にあるんだと云われるが、そんな事はもう問題外だ。添削とかブラッシュアップとか、そんな事はしたい奴にさせておく。私はもう関わり合いになりたくない。私は私の閃きを信じる。技巧は努力すれば何とかなるが、霊感を得られるかどうかは、もはや才能にのみ関わっている。
「考えるな、感じろ!」
と、ブルース・リーもジェダイ・マスター・ヨーダも仰っている。

実を言えば、こう言う感性にのみ従って作られた舞台を受け止めるにはそれだけの感性が必要だ。文語体聖書や文語体で書かれた過去の廃耶書や切支丹書の引用だの、難しい言葉はならんでいる訳だが、そう云う事を知識として理解しようとしたって無駄なのだ。稽古前に出演者に云った事は、
「説明の必要なんか無い。ただ、その台詞を口にする貴方がその意味を充分に理解して咀嚼していれば、聞く側は分からないなんて思わない」
という事である。その結果として、
「分かるけど、分からない。分からないけど分かった」
という感想が出てくる事は全く予想済みの事なので、それを今更どうこう言う気も無い。素直に観れば分かるはずだ。そこに魂の自由が叫ばれているのだと言う事は……

一つの祝祭は終わった。歴史は伝説となり、新たな闘いが始まる。

多数の御来場、ありがとうございました。

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